#794
「人は面白い生き物だね。退屈しない」「そりゃアンタみたいな奴から見りゃ、人生なんざ一瞬だろうさ」「歪さを内包するからだろうか。君達は真円にも似た完璧さを求めずにはいられない」「何が言いたい?」「人はこの真珠のようだ、とね」「そこまで純粋じゃないね」 #12m2n
6月:パール+「Baroque」Sound Horizon
#793
それは突然だった。空を切り裂いて響く音は紛れもなく殺気を孕むのは己を屠る気満々だ。「理由が思い浮かばないのだけれど?」「理由はいりません。私が貴方を嫌いだという事で充分です」「酷いなぁ」鋼鉄の執事の襲撃とも言える夜這いはこうして失敗した。
オフ会お題「襲撃」と「鋼鉄の執事」コラボ
こうしてみるとうちの執事ってヘタレかもしれない……
#791
薄暗い空間に集った男女。ここでは年齢も地位も肩書きも関係ない。たったひとつ、唯一の共通点のみが彼らを繋ぐ点であり線であり絆である。140文字という限られた数字で物語を紡ぎゆく、吟遊詩人達がここにいる。さて、webの奇跡はなにを生み出すか。
二回目のtwnovelOFF、開始前にちょこちょこ書いていたりしたもの
#788
僕の家に掌サイズの猫と狐が訪ねてきた。訊けば神様のお遣い、神使としての修行中できちんとお役目が果たせるかの試験中なのだという。でも僕は二匹の後ろからえっちらおっちら歩いてくる、やっぱり掌サイズのペンギンに釘付けだった。さて、お遣いの証である鈴をどの子に渡そうか?
最初は猫と狐だけで終わらせるはずだったのが、気がついたらペンギン登場
骨の髄までふこぺんことぺそぎんが染みついているらしい